白き妖精

【創作地域】大阪府　中之島バラ園
【作品種類】アクリルアート/キャンバス
【作品サイズ】F4(33.3cm×24.2cm)

■ 作品について

中之島バラ園の白い薔薇：輝く光の中の静謐

この度、皆様にご覧いただくのは、大阪・中之島バラ園で私が出会った、まばゆいばかりの白い薔薇たちをアクリル絵の具で表現した作品です。

中之島バラ園の白い薔薇は、柔らかな日差しを浴びて、まるで光そのものが形になったかのように輝いています。
この作品では、その光と、そこに宿る静かで力強い生命感を、アクリル絵の具の鮮やかさと独特のタッチで捉えようと試みました。

まず、背景には温かく包み込むようなゴールドイエローを大胆に配し、バラ園に降り注ぐ豊かな陽光を表現しました。
この色は、単なる背景ではなく、白い薔薇たちが放つ輝きを一層引き立て、作品全体に希望に満ちた明るい雰囲気を与えています。

その中に、主役である白い薔薇を、大小様々なかたちで、画面下部から上へと伸びやかに描き上げています。
白い薔薇は、純粋さや清らかさを象徴するとともに、光の当たり方や陰影によって多様な表情を見せてくれます。
アクリル絵の具の厚塗りの特性を活かし、花びらの重なりやふくよかさを表現することで、今にも香りが漂ってきそうなほどのリアリティと、触れたくなるような質感を追求しました。

また、白い薔薇の間に散りばめられた、深みのあるブルーやグリーンのアクセントは、単調になりがちな白に奥行きとリズムを与え、薔薇の葉の青々しさや、バラ園の涼やかな空気感を表現しています。
この色彩のコントラストが、白い薔薇の存在感を際立たせ、作品に生命の息吹をもたらしています。

アクリル絵の具は、その速乾性と発色の良さから、中之島バラ園で感じたインスピレーションを、迷うことなくキャンバスに表現することを可能にしてくれました。

一筆一筆に、薔薇への愛着と、その美しさへの感動を込めました。

この絵が、ご覧になる皆様の心に、中之島バラ園の穏やかな陽光と、白い薔薇の清らかな輝きを届け、日々の生活に小さな安らぎと喜びをもたらすことを願っています。